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FF7short
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クラウドに言われ、空を見上げるとすっかり暗くなった空からフワフワと白い雪がふってきた。



『ホワイト…クリスマス』


「…………」






沸々としていた怒りもなんだかどうでもよくなってきてしまう自分が情けない。





あまりにも雪を見上げるクラウドの横顔が綺麗に見えたから。



……もう口に出したりしないけどな。






『綺麗だねー…』


「………名無子みたいだ」

『………ん?』



滅多に訪れないロマンチックな雰囲気で何訳のわからん事を言い出すんだとクラウドの方を見ると、思いの外まじめな顔をして見つめてくるもんだから不覚にもドキッとしてしまった。



「前から思ってた。いつもフワフワしてて、軌道が読めないし…
触ろうとすればすぐ溶けるようにいなくなりそうだ」



そっと雪に触れ、溶けた雪を眺めるクラウド。


『私が?』


「…ああ」


『へー』


クラウドに近寄り、手を触れると、みるみる彼の顔は赤く染まっていく。
さっき人前で“ちゅー”というものを堂々としたくせに、何故こうも私からなにかすると照れるのだろうか…。



『ねっ』

「…?」


『私は溶けないし、何処にも行かないよ』

「名無子…」


『……ずっと一緒だよ』




「そうだな」


『ちょっ!?』



子供のようにひょいと持ち上げてフェンリルに乗せられる。


『一人で乗れるってば!』

「…風邪引く前に帰ろう」

『話をそらすなー!』














ずっと一緒。



「離れようとしても離れない」
『離れようとしても離れない!』




End




‐‐‐‐‐‐

恐ろしくgdgd…。
夫婦の男の子出したかっただけなのに/(^o^)\

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あきゅろす。
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