スフィアハンター2 グアドサラムに近い幻光河のほとりに、飛空挺は着水した。 グアドサラムに入ると、そこに情報を求めてハンターたちがたむろしてしている。それを横目で見ると、向こうも ##NAME1## に視線を送っていた。 グアド族が消え、ここにスフィアハンターたちが集い始めた頃は、 アヤ と組みたがりまとわりつくハンターも多かったが、ルブラン一味や他のグループも出来、アヤ自身もカモメ団の一員となったりで、気楽に歩けるようになった。 「これも、アニキとダチのおかげかな」 情報屋の前に着くと、退屈そうにしている顔馴染みのハンターに手を上げ、中に入った。 金を払い、とっておきだと勿体つけて言われた情報を聞き、店を出る。そのままシーモアが住んでいた屋敷の近くまで歩くと、通信機を取り出した。 ダチは、幻光河を映すモニターを見上げ、頭の後ろで手を組む。 「なあ、 アヤ って、いつも独りでどこいってんだろうな」 「詮索するな。カッコ悪いぞ」 「そうだけどよ。 アヤ みたいないい女が、独りで秘密めいたことしてたら、気になるだろうが」 そんなことを話していると、通信機がなる。 「お、噂をすればなんとやら。 アヤからスフィアの情報だ」 「どこにあるんだ?」 「ーーーーガガゼト?あぁ、あの遺跡か。ーーーわかった」 アニキは挺内マイクのスイッチを入れる。 「 アヤ からスフィア情報あり!カモメ団、全員集合!」 艦内放送をユウナたちは立ち上がる。 「マスター、ご馳走さま!」 「美味しかったよ〜」 口々に礼を言いエレベーターに乗り込む。 2年前も、スピラを旅した。でも、こんなにワクワクと回るスピラは、まるで違う場所のようだ。 「アニキ〜今度はどこ?」 「ガガゼトで発見された遺跡で、お宝スフィアの反応ありだ。もう向かってる」 「やった!」 リュックはユウナやパインとハイタッチをする。 「もう向かってるてことは・・ アヤ さんは行かないの?」 「あぁ。なんかヤボ用があるってよ」 「そうなんだ・・」 「ユウナたちに任せるって言ってたぜ」 「よう〜し、任された!」 「ガガゼトにしゅっぱーつ!!」 リュックが拳を振り上げると同時に、アニキもセルシウスのスピードを上げた。 [*前へ][次へ#] |