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鋼の錬金術師
怪物の正体5


アーレンは、自分を見つめる金眼に、強い意志を感じた。

「・・・わかった、連れて行ってやる。
お前たちの言うことが確かなら、俺は、アイツを止めなきゃならねえ。
アイツがああなったのは、俺のせいかもしれんからな」

「じーさん?」

「・・・?」

アルフォンスとマリーゴールドは、顔を見合わせた。
ジャック・クロウリーの所業に、思い当たる節があるような言い方だ。

「そうと決まったら、さっさとメシ食って休むぞ。明日は、日の出前に出発だ」

「あ、中尉。俺はどうしたらいいっスかね?」

「そうね、偵察に行くだけだし・・グロースターさん、この研究レポート、いただいてもよろしいでしょうか?」

「あぁ、かまわんよ」

「ありがとうございます。ハボック少尉、これを大佐に渡してちょうだい。ジャック・クロウリーという男の報告もお願いね」

「了解っス!」


よかった〜〜帰れる〜〜〜


レポートを手に、ハボックは心の中で安堵した。


「ねえ、兄さん。ゴーレムを造り出したっていう、古代の秘術のことなんだけど」

泥人形に命を吹き込む、古代の錬金術。エドワードは頷いた。

「あぁ、わかってる。元の身体に戻るための手がかり・・そこで見つかるかもしれないな」

「でも、ほんとにマリィの探している人なのかな・・・」

「・・・・・・・」

そのことに、エドワードも一抹の疑惑を感じていた。
だが、今はマリーゴールドの言葉を信じるしかない。




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あきゅろす。
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