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銀魂小説
1
姉上が死んでから、俺は眠れなかった。
アイマスクを使っていても姉上の事を思い出してしまう。
体は弱っていってるのに眠くはない。
最近はよく頭がクラクラする。
部屋からもほとんど出ていない。
俺の様子がおかしい事に気付いたのか、土方さんはいつも俺のそばにいてくれる。
姉上が死んで、土方さんも辛いはずなのに…
鬼の副長にも優しさがあったんだなーっと思った。

土方さんと居ると安心する。
いつもは嫌だったはずの煙草の匂いも、今では悲しみを忘れさせてくれる薬のように思えてきた。

ある日、俺はさしぶりに眠った。
それも土方さんの部屋で、土方さんにもたれながら…
目が覚めた時、土方さんは嬉しそうに俺の顔を見ていた。
きっと、俺が眠っている間ずっとそばに居てくれたんだろう…

土「おはよっ、やっと眠れたみてーだな」
沖「…あーあ、寝起きに見たのが土方さんなんて最悪でさァ」
土「憎まれ口たたけるぐれーに戻ったみてーだな、明日は休んでゆっくり寝てろ」

そう言ってきっと俺がもたれてたせいで出来なかったのであろう仕事を始めた。

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