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進撃の巨人小説
6


どれ程泣いただろうか

どこからか聞き覚えのある心地よい声が聞こえてくる


「…ーレン…エレン…!」


いつの間にか寝ていたらしい

俺の名前を呼ぶ声で目が覚めた

顔を上げると、俺の目覚めを確認したのか頭を撫で

…るかと思いきやおもいっきり掴まれた


「おいエレンよ
上司の部屋で惰眠をとるとわ
いい度胸だな」

「す、すみません!!
…って…えっ!?
兵長…記憶が…!!」

「あぁ、全て思い出した」


よかった…w

安心のあまり涙が溢れてきた


「なに泣いてんだ
ガキか…w」


懐かしい悪態をつきながらも優しく頭を撫でてくれた


「…お…おれのせーで…
兵長の記憶が戻らないかもって…ずっと…怖くて…ぅぅっ…」

「はぁ…
エレンよ、俺はお前を忘れねぇ
何があっても必ず思い出す
約束する
だからお前も俺を忘れんじゃねーぞ」

「は、はぃ!!!w/////////」


人は忘れる生き物だと偉い人は言ったが

それは表面上忘れるだけであって、本当に大切な記憶は心にある

心の記憶は失われる事はない



---END---


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