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進撃の巨人小説
5


「頭痛の後に記憶が戻るって事は分かった
でもそのきっかけが分からないんだよねー…
何か気付いた事は無いかい??」

「初めは俺が様子を見に行った時ですね
次に立体機動訓練の前
それから実戦後
俺が知ってるのはこれぐらいです」

「全てエレンと居る時に起こってるね
私が思うに
エレン
君がリヴァイの記憶のカギになってるんじゃないかな?」


俺が…記憶のカギ!?

確かに記憶が戻るのは俺と居る時みたいだけど

別に変わった事はしてねーよな…

思い出せ!!

最初に記憶が戻った時は…

兵長の記憶がなくなって、俺の不注意が原因でこーなったとショックを受けた

それから…

泣きながら兵長の手を握ったら、急に頭痛が起こり倒れた

次が機動装置の装着の時

手伝ってたら急に頭を抱えた

でもその時は倒れはしてない

最後が模擬戦闘の時

操作ミスで落ちそーだったのを俺が助けて…


「……!?!?
もしかして!!!」

「うわっ!?!?
びっくりした…
どーしたの突然??」


もしかして…

俺が触れると記憶が戻るのか!?

急いで兵長の部屋へ向かった


「兵長!!
記憶が戻るかもしれません!!!
実は………」

兵長はまだ眠っていた

訓練と記憶が戻った事で疲れが出たのだろう

俺…兵長にだいぶ無理させてたのかも…

元は俺が原因で記憶を失って

その記憶を戻す苦しみも俺が……

こんなに苦しむんならいっそ

記憶を戻さない方がいいのかもしれない

もう巨人とも戦わなくていい

兵長ではなく、ただのリヴァイさんとして暮らしている方が…


「ごめんなさぃ…ごめんなさぃ…ごめ…ぃ…ぅぅっ……!」


兵長の側でひたすら泣いた




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あきゅろす。
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