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進撃の巨人小説
4


次の朝

ドアをノックする音で目を覚ました


「はぃ……
兵長!?
どーしたんですか??
まだ時間には早いと思うんですが…」

「この装置の付け方がわからなくてな…
教えてほしぃ」


この人は…

何でこんな可愛くなってんだよーーーー//////////

本当は天然だったのか??


「まずはベルトの付け方から
俺のを真似してください」

-カチャカチャ-

「こ…こうか…?」

-カチャカチャ-


…予想通り

絡まってる…

ここまで不器用だともぉ別人だな…

しょーがない

元に戻るまで俺が着けるか


「ここを…こー巻くんです」

「ぅっ…ッ…!!!!」

「えっ!!
どーしたんですか!?!?」


兵長が急に頭を抱えだした

あの時と同じだ…

また記憶が戻る!?


「いや…大丈夫だ…
少し頭痛が…」


今回は倒れはしなかった

でも…どーして急に…


「何か…思い出した事はありますか??」

「あぁ…
この装置の付け方がわかったw」


そう言うと、いつも通り器用に装着を終え、外に出た


「じゃぁ、機動訓練始めますけど
無理はしないでくださいね??」

「大丈夫だ!
もし何かあっても
エレンが守ってくれるんだろ?w」


!!!!!////////

何だよこの可愛い生き物…!!!///////

いつものかっこいい兵長がーーー!!!

…とりあえず平常心を保たなきゃな…


「まずはワイヤーの操作練習からしましょーか…w」


立体機動の訓練は予想以上に上手くいった

記憶は無くしても、身体が覚えているのだろう

この調子なら、実践訓練に移っても平気かな


「試しに模擬戦闘してみますか?
訓練用の柔らかいスチールもらってきたんでw」

「そーだな
エレン、相手を頼む!」


お互いの柔らかいスチールが交わる

今までの兵長が相手なら、俺は1分もしないうちに負けていただろ

だが、今の兵長は俺と同等

いや、それ以下にまで戦闘技術が下がっている


「どーしたんですか?
いつもの勢いがないですよーw」

「くそっ…まだまだ!!」


俺に攻撃を仕掛けようと飛びかかる

だが、突然兵長のアンカーが外れた


「兵長!?!?」


俺は咄嗟に兵長を受け止めた


「悪い、大丈夫か?!
……ぅ…ぐぁっ…ッ……!!!!」

「兵長…兵長!!
また頭痛いんですか!?」


この頭痛は記憶が戻る前兆の様なものだろう

少しでも痛みが和らげばと思い抱きしめた

早く思い出してくださいね…

安心したように兵長は俺の腕の中でゆっくり眠った


兵長を部屋まで運んでから、ハンジさんに兵長の様子を聞くことにした




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