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進撃の巨人小説
2


それから数日後

突然ハンジさんが部屋に来た


「エレン!
リヴァイが目を覚ました!!」


俺は急いで兵長の部屋に向かった

早く兵長に会いたい…


「兵長!!
大丈夫ですか??
ずっと眠ったままかと思って心配したんですよ!?」

「……お前…誰だ…?」

「!?!?!?
…へ…兵長……?
俺の事…覚えてないんですか??」

「…すまなぃ…」


ハンジさんの話によると、頭への衝撃による軽い記憶障害らしい

戻らないことはなく、少しずつ思い出させれば戻るそうだ


「……せいだ…
俺のせいだ!!」

へーちょ…ごめ…なさ…ぅぅっ……」


俺は泣きながら兵長の手を握った


「うっ!
……エ…レン……」


!?!?

突然頭を抑えて苦しみだした

…俺の…名前…

もしかしたら…記憶が戻る!?


「兵長!
大丈夫ですか、兵長!!」


兵長の目から少し涙が零れたかと思ったら、静かに倒れた

涙が溢れてくる


「ぅぅっ…へーちょぉ…!!」

「エレン落ち着いて!!
ハンジさん、エレンを連れて部屋に戻ってます」

「あぁ、頼むよ」

「いやだ…
俺はここに残る!!」


こんなに苦しんでるのに…

俺に何か出来る事はないのか!?


「だめ!
ここにいても邪魔になるだけ
今は大人しく部屋で休んでる方がいい」

「嫌だって言ってんだろ!!
離れたくねぇよ
離せミカサ!!」

「エレン!
言うこと聞いて!!」


俺はミカサに担がれ、部屋に戻った

嬉しさと辛さが一気に込み上げてくる


次の日、兵長は目を覚ました

昨日思い出せた記憶はみんなの"名前"だったようだ

自分の事も、みんなの事も忘れたまま…


「兵長、おはようございますw」

「あぁ、エレンか
おはようw」


体調は良いようだ

傷もだいぶ治ってきてる

もう動いても大丈夫だとハンジさんは言ってたな


「散歩にでも行きませんか?
ずっと部屋に居るのも退屈でしょw
それに、色々見てるうちに兵長の記憶が戻るかもしてませんし」

「そーだな…じゃー明日試してみるか
それとエレン、俺を兵長と呼ぶのはやめろ
記憶がない今、兵長は可笑しいだろうw」

「そ…そんな!?
記憶は無くても俺にとっては兵長ですからw」


散歩の約束をしてその日は部屋を出た

明日は兵長と1日…

これってデートみたいだな…w///////

いつもは怖いと思ってたけど、今の兵長はなんか…かわいぃ…/////////

って!!!

何考えてんだ俺!?!?/////////

早く元の兵長に戻ってもらわなきゃ……



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あきゅろす。
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