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進撃の巨人小説
3



俺は生まれた時から調査兵団時代の記憶があった

いや…忘れない様にしていた

俺はエレンを見つけなければならない

あいつに言わなければならない事がある


記憶がある仲間には数人会えた

この世界のどこかにエレンは必ずいるはずだ


「ねぇリヴァイー
エレンまだ見つかんないの??
これだけ探して見つからないなら、もしかしたらまだこの世界に来てないんじゃないかな?」

「ハンジ…てめぇ何言ってやがる!
必ずこの世界にエレンはいる
俺やお前以外にもこの世界に来てるやつは大勢いる
あいつがいないわけがない!」

「気持ちは分かるけど…
必ず同じ時代に生まれる保証はない
それに、いたとしても私達のように記憶があるかも…」


あの日の記憶があるかは関係ない

ハンジが言う様に、必ずこの世界にいる保証などどこにもない

実際エレンはなかなか見つからない


…どこにいるんだ…エレン…


いつの間にか30年という月日が過ぎた

俺は仕事をしながらもエレンを思い続ける


「リヴァイ、最近働き過ぎじゃないか?
私が言うのもなんだが、休みを取った方がいい」

「…あぁ…考えておく…
エルヴィン、お前は家族がいるんだろ?
お前の方が休みが必要だと思うがな」

「私はその分家族サービスを欠かさないからねw
どうした?
君も家庭を持つ気になったのかい?w」

「ふん、くだらねぇ
女なんて居ても邪魔なだけだ」


1人で暮らしているが、別に出会いがないわけではない

この歳になれば見合いの話しは数件あった

だが、どうしても誘いを受ける気にはならない




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