進撃の巨人小説
2
俺は上からの命令で愛すべき人を斬った
まだ15のガキを
この世界は残酷だ
「…クソガキが…
忘れられるわけねぇだろ!!」
忘れられるわけない
忘れる事が出来れば
どれ程楽か…
もし来世があるなら
俺は必ずお前を見つけ出す
二度とこんな辛い思いはさせねぇ!
エレンを失った調査兵団の戦力は著しく下がった
人類の希望であったエレンの損失は大きかった
壁外調査で俺は巨人に囲まれた
数匹は倒せたがただの悪足掻きに過ぎない
喰われる直前、エレンの事を思った
最期に見せた笑顔を…
エレン…お前が居ればもう少し奴等に対抗出来たかもな…
後はエルヴィンがどうにかしてくれるだろう
俺達がまた逢えるなら
支配される事のない
平和な世界がいい
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