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魔王様の腕の中
in 薔薇園





というわけで只今、薔薇園にいます。





「ケルベロスーー、オルトロスーー!」



ぼふっと目の前にいた彼らに突っ込みました。




『ん?ミオ様か。』

『・・・。zZZ』

「ふふー、あったかーい。」

「ミオ様、まずは薔薇をご覧になりましょう。」

「はーい。
後で一緒にお昼寝させてね!」

『はいはい。いってらっしゃい。』



僕はレインさんの元に戻った。
レインさんは僕を飴細工の様に綺麗に透き通っている薔薇の前に連れてきた。

すっごく甘くていぃ匂いがする。



「さ、まずはこの薔薇から。
これはチャームローズと言います。その名の通り馨しい香りを放ち、皆を魅了する薔薇です。
ちなみに食べられますよ。」



はい、と花弁を一枚渡された。
触ってみるとやはりちょっと固い。
僕は飴のように舐めてみた。



「!甘くて美味しい。」

「ふふ、気に入りましたか?
では、次にいきますよ。

次はこの薔薇です。
これは、  〜」


レインさんのお得意の説明モードに入ってしまいました。
う〜ん、僕覚えきれなさそう。






 

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