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魔王様の腕の中
薔薇園へ





うわわ、っ


恥ずかしい、なんで普通にキスしてくるの?


僕は真っ赤になっているだろう顔を隠したくて枕に顔を埋めた。



「ミオ様ー。
ふふ、どうかしたのですか?」

「な、何でもない。」

「耳赤いですよ?」



レインさんわざと言わなくていい!
わかってるもん。


「さて、ミオ様。今日は何をいたしますか?」

「うーん。何をしよう。」

「特に決まってないのでしたら薔薇園にいきませんか?」


薔薇園?
疑問符を頭に浮かべ、レインさんの方を向く。


「ソウルローズなどの色々な薔薇が咲いている庭です。
この時間ですとケルベロスたちも昼寝をしに庭に来ていると思いますよ。」

「ケルベロスたちもいるの!?

いく!!」



ケルベロスたちは僕が暇な時に遊んでくれる良い遊び仲間だ。

僕も一緒にお昼寝しよっ!





 

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