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紅葉狩り




司に秘密をばらしてあれから一週間後の夜、


ブーッ、ブーッ、ブーッ


机に置いていた携帯のバイブが鳴る。


「ん?電話だ。
あ、母さんか。
もしもし?」

『あ、もしも〜し。
こないだのことだけど一応考えてはみたよ〜。』

「ま、まじっすか!!」

『うんうん、まずとりあえず、もし会長と一緒になっても殴ったりしないこと〜!
王道だと会長を殴ったり蹴ったりして目をつけられているから。』


頭の中で今のことを繰り返しつつ、机の方に手を伸ばしメモ帳とシャーペンを取り、書き出し始めた。


『あと生徒会メンバーと一緒にいても嫌がらないで普通に接しなさい。
嫌がったりすると逆にちょっかいをかけたくなるものよ。』


司と一緒にいれば大丈夫だろ。


『競技についてなんだけど、最後の一人まで残っていると会長に興味をもたれて追いかけられるかも。
会長はほぼ100%鬼役になることがあるから気を付けなさい。

ま、司君と一緒に行動しときなさい。』


一人まで残っちゃいけないか。
あぁ、でも俺結構負けず嫌いなとこあるや。


『こんなとこね。
また何かあったら連絡ちょうだい。
じゃね〜。』

「あ、ありがと、母さん。

さて、司にも協力してもらわなきゃ。」



携帯をポケットにしまい、色々と母さんからの助言を参考に対策を考え始めた。
途中で司の元に協力要請をしに行ったりし、その日は終わった。



 


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あきゅろす。
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