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紅葉狩り





「で、だ。
この学園では基本的にこのどちらかの派になることになる。入らないやつも希にいるがな。
まぁまだ決めなくていいだろ。転入してきたばかりだしな。」



わざわざ何も知らない蓮斗のために、司は分かりやすく説明してくれた。
蓮斗は一旦食べていた手を止め、司へ答える。



「僕は、・・・風紀派がいいです。
理事長に話を聞いた時の印象で夢蝶の方がよかったので。」

「そうか。
俺も風紀派だ。何かわからないことがあったら聞くといい。」

「はい。」

「といってもこの風紀派とかに別れてすることは、親睦会などの時くらいだ。」

「それだと親睦会とかの時に大変じゃないですか?
人数偏りません?」

「それはどちらの派にも入っていない人で人数あわせをするから大丈夫だ。」。

「あ、そうなんですか。」


蓮斗は司と話をしながらゆっくりパフェを食べ進めた。

しかし蓮斗は、そんなにゆっくり食べないでさっさと食べ終わっていれば良かったと、後で後悔することになる。




 

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あきゅろす。
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