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紅葉狩り
食堂




色々と本から得た情報で対策を考えていると、司に食堂へ行こうとよばれた。


時計を見てみると6時になっていた。
蓮斗は部屋を出て、司と共に食堂へと向かった。


予想はしてたけどさー、


「これ、食堂?」


豪華すぎる内装は、蓮斗からすれば高級レストランにしか見えなかった。


「あぁ、そうだ。
さて、中に入るか。」


そう言った司が食堂に入ると、


「きゃ〜〜、水瀬様〜〜!!」

「カッコイイ〜〜!!」

「抱いて〜!」


おっと、司も人気なのか。
いや、そうだろな。イケメンだもん。



生徒会への対策は考えていたが、司の人気度について考えるのを忘れていた蓮斗だった。


この感じだと親衛隊ありそうだな〜。
しくったな、俺。


そんなことを考えていると、やはり親衛隊の視線は蓮斗へ向き、表情が変わった。



「何、アイツ!」

「ブサイクなのに水瀬様と一緒にいるだなんて!」



すると司は申し訳なさそうに蓮斗を見た。


「悪いな、俺といたばっかりに。」

「いえ、大丈夫です。気にしてないんで。」


蓮斗はにっこりと微笑み返した。
そして空いている席に座った。
その向かい側に司が座った。


「えっと、これはどうすれば注文することが出来るんですか?」


目についたタッチパネル式のメニューに蓮斗は少し戸惑う


「これはカードキーを使うんだ。
ここに通して、食べたいものをタッチして注文するんだ。」


あ、なるほど


「ありがとうございます。
それじゃ、僕は(王道にはならないように)ナポリタンとチョコパフェにしようっと。」

「俺は蕎麦にするか。」




 

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