[携帯モード] [URL送信]

紅葉狩り



二人がスタート地点に行ってみると、もう人がだいぶ集まっていた。


その中で、蓮斗は久しぶりに見かけた小柄な人物に走っていった。



「弥生せんぱ〜〜い!」

「!?蓮斗!それに水瀬様っ!?」

「お久しぶりです先輩!」

「れ、蓮斗、く・・るしっ」

ギューッと抱きつき、弥生を圧迫死させそうな勢いな蓮斗を司は、首根っこを掴み弥生から離させた。


「蓮斗、手加減を覚えろ。」

「だって先輩可愛いんですもん。」


そう、今はいつもにプラスして、少し垂れた白い兎耳とふわふわな白い尻尾が付いている。
自称ノーマルな蓮斗でさえも抱きつくのは無理はない。


「まぁ、確かに可愛いな。」

「ぁ・・ありがとうございます、水瀬様。」


司に褒められ、いつものツンではなく、デレが出ているのを見て蓮斗は更に一押しした。


「弥生先輩、司と一緒の兎耳で良かったですね!」


蓮斗の一声で更に顔を赤くさせた。




 

[*前へ][次へ#]

7/42ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!