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紅葉狩り




とりあえず司たちのとこに行ってみよ。多分隣だと思うんだけど・・・。

こそっと寝室から抜け出した蓮斗はリビングへと向かった。そしてテーブルの上にあった部屋割り表を見つけた。司たちの部屋はちょうど隣であった。


「あ、あった。やっぱり隣か。よし、行こう。」


一応テーブルの上に書き置きを残して蓮斗は部屋を出た。ちなみに内容は、『お隣の部屋に遊びに行ってます。 by蓮斗』と書かれてあった。





コン、コン、



蓮斗は隣の部屋の前に着くと扉をノックした。



「はい、どなたですか?」

「紅葉蓮斗です。」

「ああ、紅葉君ですか。今、開けます。」


ガチャっ、とドアが開いた。


「どうぞ。」

「ありがとうございます。」



蓮斗が入ったのを確認すると冬夜はすぐにドアを閉めた。



「蓮斗?どうしたんだ?」


部屋に入るとみんなリビングにいた。
司は、突然やって来た蓮斗を不思議そうに見ていた。


「え〜っと、今拓海先輩と波音君が僕の部屋で説教されていて居づらくて逃げてきました。」

「「「「は?」」」」



蓮斗は先ほどまで自分の部屋で起きていたことを簡単に説明した。もちろん波音に舐められたことなどとかは省いて。



 

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