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小説(運命の道 God Children)
運命の道 God Children 第25話(前半)
運命の道 God Children
第25話 それぞれの1日
「優馬、夏純、悠、遼介編」(前半)






俺達は先週にみんあと一緒に大きなプールに遊びに行った。そこでは予期もしないことが起こった。それは影の軍団のセーレが俺達の後輩に手をつけたことだった。
今回は達斗が狙われてしまった。そして神の魔力によってなんとか撃退はできたが、敵はまた俺達仲間をターゲットにしてきた。これからは十分に警戒が必要になってきた。
現在は、授業を終えて、部活に来ている。いろんなことを考えていたら、あっという間に時間が過ぎていってしまった。今は部活に熱心に参加し、そのことはすっかりわすれている。
輝月「さてと、今回は1年生の自主公演の話に入ろうかと思う。みんな、OKだな?」
瑞紀「ええ。今回はどれをやりましょうか?」
1年生を早く演劇に馴染んでもらうために、自主公演を開こうという話になっている。役者に早くなり。、今後の発展に役立てていきたいそうだ。
誠「そんなに早くやるなんてな〜。なんかちょっと心配です・・・・・。」
浩志「安心しろ。だんだんやっていけばなれるからさ。」
大輔「そうだぜ!!誠!!気楽に行こうぜ!!」
達斗「そうですよ〜♪ 僕達はそういうのりなんですから。」
優馬「(まあ、こんなのもいいよな〜。こんなふうな平和が続けばよかったのにな〜。)」
各自、台本を持ち、それぞれの配置につく。今回の台本は家族をモチーフにしたものらしい、アイス、チキチキ、スプレッドとよばれている台本。今回もまたギャグものらしいな。
俺は今回なにもしないのでみんなのことを傍観することにした。そろそろ受験のシーズンにもなってきたから、この部にかかわれても、もうちょっとだ。この3年間はあっという間に過ぎちまった気がする。
そんなときに、横から悠が顔を覗きにくる。
悠「優馬さん、大丈夫ですか?なんか目つきがちょっと怖いですよ。」
優馬「ああ。すまない。なんかこの前の出来事を考えちゃってさ・・・・・・・・。」
悠「あのセーレとかいうダークエンジェルのことですか? まったくひどい話ですよね。」
優馬「今回もまた俺の後輩をターゲットにしてきやがった。そんな敵が許せないんだ。結果、君達も巻き込んでしまった。」
悠「私はぜんぜん損なんかしてないですよ。」
優馬「え?」
悠「むしろ感謝してます。あの事件があったから私達の仲間意識はより一層強くなったわけですし。
それにラミエルたちに出会えたのも優馬さんのおかげですから。」
優馬「まあ、そうかもしれないな・・・・・・・。前のような荷の前だけはごめんだ。今回は全力で1年生たちを守ろう!!」
悠「そうですね。」
優馬「ありがとう。相談に乗ってくれて。」
悠「いえいえ。さあみんなところに戻っていろいろ手伝いましょう。」
俺はみんなのところに戻った。そして各自1年生たちにその台本を読ませてみることにする。役割がない人たちはただそれを聞くことしかできないが。
今日もなんだかしらないが普通に終わった。各自変える準備をしながら楽しく話している。明日はどうせ学校休みだし、このまま終わるのもどうかと思う。
そんな時に、悠が話しかけてくる。
悠「優馬さん、明日ってあいてますか?」
優馬「うん。空いてるよ。何かするのかい?」
悠「ええ。ウチの家で新作のゲームするんですけど、一緒にどうかな〜って。」
優馬「おお!!いいね。やろうじゃないのw 悠ちゃんが好きなゲームっていったらもうわかってるよ。CMでもやってたあのゲームでしょ?」
悠「優馬さん飲み込みが早いですね。そうですよ♪」
優馬「他に誰か呼ぶのかい?」
悠「う〜ん。そうですね・・・・・・。そうだ遼介と夏純さんを誘ってみましょうか。」
この後、俺の元から去り、夏純と遼介を誘いに行く。そして結果はOKということになった。先生がきて、この神立会館から撤収せよということを言うと、俺達は全員外に出る。
そしてみんなはそのまま帰る中、俺、遼介、夏純、悠は残って話をする。
夏純「まさか、悠のやつ新作のゲームを買っておいたとはね〜。」
悠「いままでお金をためてきたかいがありました!!」
遼介「まったくこのシリーズになるとこいつやけに燃えるんだよな〜。」
優馬「ってあんたもこのシリーズすきだろうが!!」
悠「というわけで明日の午後1時過ぎにウチの家で待ってます。」
優馬「了解。」
それをみんな承認すると、各自解散となった。新しいシリーズと聞いたのでとっても楽しみにしている。俺はそんな感じで興奮しながら家に帰ることにした。
ガリス「遊んでていいのかよ?」
優馬「まあいいじゃん。この前みたいないやなことは忘れたいしさ。」
ガリス「だが、敵はどんなことをするかわからないぜ。常に警戒しとけよ。この前、達斗が取り込まれたのがどうも不自然だ。」
優馬「うん・・・・・・・・。」
自転車をこきながら考えていた。達斗が狙われた意味を。






その頃、ここは地上界の下にある世界。人が地獄と呼ばれているところだ。死んだ人間は神によって、地獄にいくか天国に行くかを決められるらしい。
ここには多数のダークエンジェルや、魔物が徘徊する世界だ。そんな中影の軍団の重要な会議が行われている。背中には黒き翼をもつものがいすに座り、会議をしている。
アザエル「このままだと、任務遅延にもなりかねん。急いで任務を遂行することをおすすめする。」
セーレ「そうだ。この行動はすべてルシファーのためにささげるのだ。私はルシファーさまのためなら、何だってする!!」
アザエル「いや、それはやりすぎだぞ。」
そこに話を持ちかけてきたのは、足を組みながら座っているアバリルの姿があった。
アバリル「これからはどうするんだよ!? 任務を遅延したくなければ、作戦をさっさと考えろ。ベリアルは何かいい作戦はないのか?」
この会話を参考にしながらメモをとっているのがベリアルだ。眼鏡をかけていて、いかにも頭のよさそうな顔をしている。
ベリアル「私の考えは、天使たちはひとつにまとまっている。それぞれを引き離せば、なんとかなるかもしれませんね。」
そしてその向かい側に座っているのが、この中の唯一の女性である、ブエルだ。
ブエル「もう何でもいいから、さっさと考えてよ。」
アバリル「ったく何だってしてやろうじゃねぇか。」
そしてアザエルの反対側に座っているのが、エリゴルだ。この中では一番いい体つきをしている。
エリゴル「俺は・・・・・・・実行するだけだ・・・・・・・・。」
そしてその隣にいるのが、マイペースな考えをしているゼパルだ。
ゼパル「まあ、エリゴルは無口な奴だからな〜。まあ俺達はベリアルが立てた作戦を実行するだけだぜ。」
ベリアル「了解した。天使たちがばらばらに散ったところを狙うとしよう。」
アザエル「ふむ。そういう作戦も悪くはないね。」
セーレ「必ずこの戦いに勝利して、ルシファーさまを喜ばせてみせる・・・・・・・。」
ゼパル「で、他にはなにかあるのか?」
ベリアル「奴らにとっては仲間と呼ばれる存在が一番大切らしい。そこで、あのメンバーにかかわるすべての者の心の闇を抽出し、魔物を生成する。
その魔物を使って、奴らを殲滅するのです。」
ブエル「それはわかったけどさ、でも彼らは一回ルシアスの心の闇の耐性があるから、そう簡単にいくのかしらね?」
アザエル「その件については大丈夫だ。また新しいメンバーが増えたことで、心の闇にする媒体はずいぶん増えたからな。ゴッドチルドレンたちが目を話した隙に、その連中をさらってやろうぜ。」
ベリアル「いいでしょう。今回はその作戦でことを運ぶことにしましょうか。今日の会議はこれで終わりにします。実行は明日、各自準備を怠らないように。」
その場にいた全員は各自ちらばることになった。この部屋のあかりが消えた。




後半に続く




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