SHUFFLE!-Only good days- 今日は何曜日? 「ん……朝か?」 閉め切ったカーテンを開けて、念のために外を確認する。 青い空、白い雲……よし、どうやら完全に朝らしいな。 俺はもぞもぞと布団から出て、時計を確認する。 「今、何時だ?」 頭上においてある時計を見て現時刻を確認してみる。 「九時……三十五分……」 まだ夜か……まだまだ寝れるな。 寝ぼけているのか、俺は細めで時計を確認した後、再び布団の中に入り込む。 それにしても結構寝たような気がするのに、まだ日付が変わっていないとはな……まぁ明日は学校だから休日のようには長く寝れないのか。 わけの分からない妄想をしつつ、再び眠りに落ち掛ける。 ───あれ? ───学校? 俺はそこでふと気がつく。 そう言えば今日は何曜日だったのかと。 「…………」 現在の時刻、九時三十五。 空、至って普通。槍が降るわけでもなく、火山灰が降ってくるわけでもない。 綺麗な青空が広がっているくらいだ。 曜日、月曜日………。 「…………!!!!??」 そこで寝ぼけ状態にあった俺の頭が、完全に覚醒する。 「ちっ……遅刻だ!!!!」 ベッドから飛び起きると、俺はハンガーに掛けてある制服に急いで着替えて、プリムラのヘアをノックした。 「プリムラ、起きてるか!!? 入るぞ」 ガチャリ 「えぅ……何? お兄ちゃん」 「何じゃない! 遅刻だ!!」 「え…………あぁっ!!!」 くそっ……自炊生活から抜け出して楓に甘えすぎたのが祟ったのか、まさか寝坊してしまうとは思わなかった。 するとここで、一つの疑問が浮かんでくる。 ───楓はどこだ? 「おい、楓。いるか?」 ───部屋からは返事がない。 楓の場合、俺よりも後に起きてくるっていうことは基本あり得ない。 楓の身に何かあったのかもしれない、そんな不安が頭をよぎる。 「楓?」 一階に降りて、台所を覗く。そこには─── 「か、楓!?」 顔を真っ赤にし、床に倒れている楓がいた。 俺は急いで楓を抱え上げ、おでこを触る。 俺と比べてみると相当熱い、どうやら風邪を引いたらしい。 「ったく、しょーがないな」 俺はひとまず楓を部屋に寝かせることに [*戻るッス♪][進むッス♪#] [戻る] |