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SHUFFLE!-Only good days-
親父っぽい?




「あー、地味に疲れた」



「俊くんお疲れ様♪」



 家に帰るなり、俺はソファーに腰を下ろす。訳の分からないものばかり買いすぎたせいか、疲れは地味におそってきた。とりあえずもう二度とあんな買い物にいきたくない、せめて誰かもう一人ついてきてほしい。



「はーやれやれだ」



「なんか俊くん親父みたいだね?」



「誰が親父だ!」



 せめてお兄さんくらいにまけといてくれ。親父だと年が全然違うように見られる。身長はリコリスと全然違うけど。



「文化祭か……どんなことやるんだろうな」



「う〜ん……私も初めてだからよく分からないけど……一つのお祭りみたいなものだって言ってたよ?」



「へ〜……ああ、コレ全部学校に持ってかなきゃいけなかったんだっけ、面倒くさいな……」



 俺が言うコレとはクラスの出し物で使う準備用品のこと。確かに寝てた俺が悪いけど学校にまで持ってかせるかよ普通、なんなら魔法で………魔法?



「そうだ転移魔法があるじゃないか!」


「わっ、びっくりした」



「善は急げだ、おじさんに頼んでこよう!!」



──…



「さて、と。おじさんに転移魔法で送ってもらったし、後はお役ごめんだな」


 ダルい、動くのがめんどくさい。マッサージして欲しいなどと叶いそうな願いを抱きつつリコリスに顔を向ける。リコリス? あれ、ネリネはどこへ行った?

 今朝はいたと思ったんだけど……。



「そう言えばネリネは?」



「リンなら、カエちゃんのところに行ったよ」



 なるほど、稟に話に行ったのか。まだちゃんと話してなかったとはいえ、律儀だなやっぱり。今度俺からも言っとくか。



「あぁそう言えば、今日カレハ先輩とカレハ先輩の妹にあったな」



「へぇ〜カレハ先輩って妹居たんだね。どんな子だったの?」



「カレハ先輩をちっちゃくして、髪の毛を短くした感じ」



「何となく想像つくようなつかないような……でも妹ってことは、あの妄想モードは……」



「多分あるだろうな……」


 短い時間を楽しみつつ、俺たちは一日を終えた。

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あきゅろす。
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