SHUFFLE!-Only good days-
テストと学園祭へ
「さて、球技大会が無事に終わったわけだが……まだまだ行事が山積みだ! 三週間後には学園祭、そしてそのさらに一週間後には中間テストだ!」
「うぅぅ〜テストは嫌いっす……」
球技大会が終わり一段落するかなと思っていたけど、どうやらそんなことは無いようだ。
そこに嘆きの声を上げている若者と、現実逃避している若者が一名いるけど……。
テストはともかく、今度は学園祭か……なんて言うか、また今年もあるんだろうなとんでもないような行事が。去年は亜沙先輩のクラスがネコミミ喫茶やったとか言ってたな。あのときは樹が興奮していたし。
「まぁ何だ……ここからは麻弓に任せる」
「お任せなのですよ!」
さっきまで現実逃避していた人間とは思えないくらいのスピードで立ち直る、問題児二号。ちなみに一号は樹な。
「あの……稟さま、今から何が始まるのですか?」
「まぁ、見ていれば分かるさ」
見ていれば、な。本当にくだらないものだけど。
「全員ちゅうも〜く!」
「何だ〜?」
「今年は去年に増して強くなったものがある!」
「そうだー!!」
樹と俊樹は何のことだかと興味なさげに別のことをやっている。片方は次の時間の予習、もう片方は今日の放課後のナンパのイメージトレーニングをしている。正直な話、俺もどうでもいいのだが去年はあの二人と同じようなことをしていてえらい目にあった覚えがある。
さすがに今年はそれを避けたい。
「そこの二人ぃ!」
「いてっ」
「危ないな……」
「そんなわけで、今年の買い出しは鵜飼くんと緑葉くんに決定しました〜♪」
やっぱりな、俊樹……ドンマイだ。
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