守護の鬼〜strange bloods〜
音信不通...
ドコの研究所にかけても繋がらない。それもそのハズである...
__....
ガシャッ!
鈍い音をたてて、着信中のケータイが靴によって破壊された。
「ふん、どうやらコレでここら辺の鬼遊科学の研究所は最後みたいだな...」
「...そぅ..ね...」
と、倒れていた一人がケータイを取り、通信しようとしていた。
そこを...
「な〜にしてんだコラァ!」
ドッ!
蹴りがものの見事に腹に入った男は言葉を失い、もんどりうって倒れる。
「あまりイジメちゃダメですよ?ほら、痛がってるじゃないか。フフフ....」
そこに立っているのは三人...フードを被った目つきのキツイ少年。
左目のまぶたからまぶたの下にかけて青い月の形の模様がついた優しい目つきの敬語使いの青年。
小柄な身長でパーマのかかった美しい髪を後ろで結んだ口調に「....」が多い少女が立っていた。
「...けっ....帰るか...」
「....うん....」
「そう...ですね。帰りましょうか...。」
「大丈夫だろうな...アイツら...」
彼ら三人は戻るべき場所へ向かって歩き始めた――。
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