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守護の鬼〜strange bloods〜
ニール...
ニールはやれやれ...という顔をして...

「さぁな...ま、いつか解るだろうさ。」

「なんです?その顔...」

「別に?」

氷柱はその表情が気になってしょうがない。何がなんだかわからないので、氷柱はイライラし始めた。

「分かってるなら教えてくださいよぉ!」

「ヤだね。」

「ぐぅぅ〜」

「なら力づくで教えて頂くとします。はあああぁ」

「まったく...本当に子供だなぁ...わかった、相手してやるよ。」

もちろんの事、武器は使わない。男なら拳で語る。これが鉄則だ。
しかし、ニールはやるときは手加減しない。凄い殺気がニールからは出ている。ニールと氷柱が殺りあうのはいつ以来だろうか。

「では、行かせてもらいます。」

「来なよ...」

地面が響く。
氷柱はは強烈に地面を蹴り、普通の人間なら目で終えないほどのスピードでニールの懐に肉薄し、アッパー...を放つ。
しかし、氷柱が気付いた時には自分の体は宙に浮いていた。

....ドサッ

「大分速くなったな...でもまだまだだな...攻めが単純。」

「クソッ...」

氷柱は再びとばかりに果敢に攻めかかる。
しかし結果は同じ、軽く避けられ、軽く反撃されてしまった。

「くぅ...もう一丁だ!!」

これがラスト。これがダメなら諦める。氷柱は、そう決めてとびかかろうとした...





――その時、予想外の激しい衝撃が氷柱を、否、ニールと氷柱を...違う...守護棟を襲った。

「何だ...?!」

そう思った時にはもう遅い。上からは物の残骸の雨...雨は氷柱達を飲み込んだ...。

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