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目的地に行くまでは何かといろいろなことがあります。
村から出て2日目が過ぎたぐらいだった。

リアン自身
旅は初めてではなかったし、数年前までは良く神父と一緒にエストレーアまで行っていた。

あのころは色々な事を神父に教えてもらったものだ。

「リアン、自分の感を信じなければなりません」

「感は信じるけれど、なぜ?」

「感とは目に見えない神の知らせの一種だからです」

「はい」

小さいときは神父の言う事は全て正しいとさえ思っていたものだが、

あのときばかりは違うと思ったものだが、

感でも色々な種類があることを教えてくれたらよかったのに

そういえばあの人は全てを教えてくれることは無かったっけ?

やはり一人旅は物騒だと思った。

物思いにふけながらリアンは歩いていたら、

目視でも出来るような森が一面あった。

確か森は2日ぐらいで越えれたはず。

あの森を越えたら確か1週間で

エストレーアに到着だな

森越えをしなければ後2週間ぐらいしたな。

神父といったときは森越えをしなかったが、

何故ならここから1日歩いたぐらいに

小さな村があるから

そこで休んでから首都に向かっていたが

村人はよく森越えをすると聞いたことあるし

食料は通常食は1週間分と保存食1週間分を持ってきて

いるから持ちするし、

1日でも早くエストレーアに着きたい一心から森越えを決心した。

もう既に日は落ちていきそうな感じだったので

今日は森の入り口付近でキャンプを取る事に決めた。

火を焚いて休んでいると

自分のうかつさを恨みたくなってきた。

何故ならリアンの直感が嫌な予感がしてならなかったからだ。

しかも森の生き物じゃないそれだけはわかっていた。

リアン自身

頭の中でなんだったっけ

魔物よりも本当に怖いのは人だったかな

リアンは装備を固めて

寝ているフリをしていた。

精神を集中して待機していた。

何故なら気のせいであって欲しかったからだった。

旅の最中に気配の感じ方や

気配の消し方を神父から教えてもらっていたし、

あの本にも同じことが書いてあったから

一応出来るが、

なぜ神父がそれが出来るが

今更ながら不思議に感じていたら、

自分の気配察知の網にかかった。

自分の気配察知の網はせいぜい500b

普段ならあまり使えないかもしれないが

このような森の中では役に立つ

今更火を消しても遅いし

相手の出方をを見るとしようか

リアンはマントの下に剣をいつでも抜けるようにして

その場を座っていた。


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