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記念小説
科浜胡百合様へ†
朝、起きて制服に着替えて…
其れから毎日の目覚ましが俺を呼ぶ。

「ウルキオラ!!遅刻すんぞ!!」

家の扉をドンドンと叩き乍叫ぶのは、幼馴染みであり…想い人のグリムジョー。

「待て、直ぐに行く…」

こうした行動が一日の始まりを教えてくれるんだ。



「グリムジョー、腹が減った」

昼休み、昼寝をしていたグリムジョーを揺すって起こせば
グリムジョーは唸る。

「…あぁ?…ほら」

グリムジョーは鞄の中から弁当箱を取り、俺に渡した。

「お前も一緒に食うんだろ?」

「俺はいーよ…ザエルアポロとかと食えよ…」

欠伸をし乍言うグリムジョーはまだ寝る気だった。

「…其れは断わった、今日はグリムジョーと食べたい…」


そう告げればグリムジョーはゆっくりと起き出した
そしてまた欠伸。

「…なら、しょうがねぇ…屋上行くか」

ガタンと席を立ってズカズカと歩くグリムジョーの後を俺は着いて行った。



「…グリムジョー、飯はどうした…?」

「あ?俺は今日食わねぇつもりだったかんな…ねぇよ」

「なら俺のを一緒に食えばいい、ほら」

おかずを一つ摘んでグリムジョーに差し出せばグリムジョーはパクンと口に入れる
其れが何と無く楽しくて、あれよこれよと云う内に弁当箱は空になってしまった。


「ウルキオラ」

名前を呼ばれて顔を上げればグリムジョーが笑って此方を見ていた。

「悪りぃな、弁当殆んど俺が食っちまった」

「…いいんだ、別に…」

グリムジョーの笑顔に
心臓が跳ねた…
顔が、熱い……。

「飯食ったらもっと眠くなったわ…寝る」

そう言ったがグリムジョーは此方を見ているだけだった。

「何だ」

「寝るっつったんだから膝枕ぐらいしろよ」

グリムジョーは有無も言わせずに膝枕をした。

「肉のねぇ足だな」

「煩い」


何て会話を為ていたら気付いたら寝ていて起きたら放課後だった……。

「!しまった!!授業が!!」

「遅い遅い、授業ならとっくに終わったっつーの」


頭から血が退いたのが分かった。

「何で起こさないんだグリムジョー!!」

「あ?俺だってさっき起きたばっかりだよ、つか放課後だし帰るか」

ほら…。
そう言ってグリムジョーは手を差し出した。

「手なんか繋いだら他の奴に見られるだろ」

「今の時間誰もいねぇよ、ほら」


そう言ってまた手を差し出された、断わる理由何て無くて…。

「………」

手をギュッと掴んだ。

「明日も学校だなぁ、面倒だっつーの」

グリムジョーの手は
凄く温かくて安心した。

本当に好きだよ、グリムジョー…。

【childhood friend】


end

――――――――――――――――

学生グリウルでしたv

胡百合様への相互記念小説です!!v
序でにウル達は付き合ってません。
でも両想いなのですv
そして季節外れの夏ですよ…!
季節ぐらい合わせろって感じですよねぇ…ι


こんな駄文ですが貰って頂ければ幸いですv

勿論返品可でございます!!ι





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