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鈴木君達と愉快な仲間たち(`・ω・´)

1−Aで颯太達が噂していた『2人の鈴木』は隣の1−Bに存在していた。



だが1−Bは1−Aに比べるとぎこちない雰囲気が漂っている。



理由はただ1つ・・・鈴木悠斗(すずきゆうと)という人物が存在しているからである。なぜ彼・・・鈴木悠斗がいることによりこんなにも雰囲気が悪いのかと言うと彼は見た目からして『不良』ぽかった・・・いや『不良』だと思ったからだ。



なぜそう思ったのかは彼がクラスに入ってきた瞬間1−Bの生徒たちは直感的に『不良』と認識したに違いない・・・案の定1−Bにいるほとんどの男子はそうおもっていた。けれども彼は、容姿が良くカッコいいのか女子たちはさっきからちらちらと悠斗のほうを見ながら顔を赤くしヒソヒソと話していた。




まだそこまでは良かったんだ・・・だって鈴木悠斗という人物にかかわらなければ目をつけられることもなく平和に1年を過ごせると皆が思っていたからだ。



そう皆(主に男子)が思ったときだった・・・


「おっ、君『鈴木』って言うの?偶然だね僕も『鈴木』って言うんだ!なんか1年で鈴木って4人しかいないみたいで中学の頃なんて鈴木って苗字いっぱいいたからなんか新鮮でさぁ〜あっ、まだ自己紹介してなかったね(笑)僕は、鈴木結(すずきゆう)って言います!席も前と後ろだから仲良くしようね。えっと・・・悠斗☆」


鈴木悠斗という人物にかかわらないようにしようとした矢先、教室に入ってきた少年――‐‐‐鈴木結の強烈な自己紹介によって1−Bの教室は凍りついた・・・。


「「「「(こいつやりやがったガクガクブルブル((;゚Д゚)))」」」



クラス全員がそう思ったに違いない。だが、結はそんなことお構いなしに悠斗に話しかけていた。



「悠斗聞いてる?もしも〜し」


「「「(それ以上はだめだって!!)」」」


もう終わりだ!!そうだれもが思った矢先、低い声で「よろしく・・・結」っと悠斗は答えた。
その声が結にも聞こえたのか「うんうん!!改めてよろしく悠斗」と笑いながら自分の机に座り悠斗と喋り出した。クラスの人たちは予想外のことに(゚Д゚;)ポカーンと口を開けながら2人を見ていた。肝心の2人は周りの視線など気にしていないのか『隣のクラスの『鈴木君』』について話していた。



あとすこし・・・


彼らが出会うのは後わずか・・・


物語が・・・


動き出した。






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あきゅろす。
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