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拍手小説
D前編

そういえば日常品とかどうするんですか?
え?これずっと借りてちゃ駄目?
流石にずっとは厳しいです
マジッスか

「というわけで初めてのお買い物です」

付き添いは今をときめくお気楽査察官のヴェロッさんだ

「ここに来て一週間経つのに何も買ってないってのはどうなんだい?」

「てかここに来てからゲームした記憶しかないんですが」

「僕も君がゲームしてる姿しか見てないね」

「なんと……!ここで普通のトリッパーなら魔法でブイブイいわせて教会騎士くらいにはなってる筈なのに」

トリッパー以前に人として問題がある気がするが気にしない

「あ、そうだ!魔法で思い出したけど俺って魔法使えんの?もし使えるなら騎士になってフラグ乱立でハーレムつくるよ!!」

「ハーレム(笑)」

鼻で笑われた。いいじゃないか夢ぐらい見たって

「それでどうなの?そんなランクは高くなくてもぉk」

だけど返ってきたのはとても厳しい現実でした

「いや、君が保護された時に調べたけどリンカーコアがないから魔法は使えないよ」

「なん……だと……」

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!騎士になってそれでいてモテモテな最強イケメン主人公に仲間入り?と思ったら魔法は一切使えないと言われた
な……何を言ってるのかわからねえと思うが、俺も何をされているのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった
メアリー・スーとかこの先の話しどうするんだとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ

「嘘だっ!!」

「レナ乙」

「……orz」

ちくしょう、余りのことに使い古されたネタしか言えなかったぜ。これはorzしざろう得ない。しかし何時までもこうしてると通行人の迷惑なので素直にデパートに向かう

「ていうかヴェロッさんも結構詳しいんだねこっちのネタ」

「義姉さんがハマってたから僕もつられて色々と読んでみたんだ。シャッハは余り興味がなかったようだけど」

「ゲームも上手だったし、仕事さぼってやってたんじゃないかと思うほど」

「失敬な、ちゃんと仕事が終わってからやってたよ。まぁ僕の仕事は週休六日制だけどね」

「それなんてダンテ?」

とか言ってる間に着きましたよデパート

「おや?どうやらここで一回区切りのようです」

「はい?」

「拍手小説だと字数制限があるんだとだからこんな有り様になっちまいました」

「ごらんの有り様だよ!!」

CGが差額含めて14枚は酷すぎると思う。というわけで後半に続きます

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あきゅろす。
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