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あんたなんて
「あんたなんて嫌いよ」
私たちに始まりも終わりもなかったと思っていたけど、それは私の思い違いだったようね。
最初、私は貴方を嫌いだと言った。それは嘘でも偽りでもない、本物の事実。
あの時のまま嫌いでいられたならよかったわね。
それなら私は一生、あんたなんかのために涙なんて流さなくてよかったのに むく ろ
棺の中の貴方はさも嬉しそうに笑って
私は今日も貴方のいない世界で息をする
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