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あしらちゃんへ!


なまえチェンジ!







「ちょ、なまえさん、?」



廊下側の左隣で眠っていたなまえが、長くてきれーな黒髪が、いきなりふらっと膝にころがりこんだ。これは5分前の出来事。なまえを起こそうと名前を呼び掛けるが起きそうにない。なんせ今は任務帰り、任務帰りの汽車の中なのである。任務に疲れ果てて寝てしまったなまえは最早起きる気配がない。捜索班も今はいない。


どうするべきなんだ…!なまえを寝かしてやりてーけど、だからと言ってこのままなのはちょっと…俺としては…我慢が…!!!って何いってんさ俺。いくら好きな女でも寝込みを襲う男は最低さ!(でも髪の毛くらいは…!)(ハッ!正気になれ俺!)


そう頭の中で葛藤を繰り返す中を見つめていると、手が自然となまえの髪の毛に触れていた。(ちょ、いきなりやっちゃった俺!)あ、やっぱりきれーさー黒髪ロング!さらさらしてるさーきもちいいさー…!!!
すると、なまえの口がにやりと笑った、



気がした。


ドサッ


「えっちょ、え?」


目の前にはなまえ。押し倒されてんのは俺………………俺えっ!?


「ちょ何なまえ何なまえ、意味がわからねえさ意味が!」

「ラビこそなに人の髪の毛をわさわさと…!」

「わさわさって動物じゃねーんだから…」

「あたしは動物じゃあありません!」

「へ!?」


意味がわからない。なんだ彼女は生きていたのか!?(違った、起きていたの間違いさ)しかも俺が、この俺が押し倒されている。若干、不服。(いや若干どころじゃねーな)幸い両手は自由だ。なまえは未だに俺を鋭く睨み付けたまんま。(いや怖くねえよ可愛いさなまえ)まずこいつは好きでもない男を押し倒す女じゃないはずで。間違えて押し倒したとしても睨みきかせるような女なんかじゃないはずで。イコール、これは脈ありで。
今度は俺がにやりと笑った。なまえが赤くなった、



気がした。


ぐいっ


「えっ、なに!?」

「好きな奴を押し倒したわりには固まったまんまさね」

「ちょ、何いってんの!?」



頬がやっぱり赤かった。当たりの様でほっとしたら、りんごみたいに赤い顔が愛しくて愛しくて。まだまだ文句を吐き出しそうな彼女の口を俺の口でふさいであげる。

(次くちびるを離したときには是非俺にちょうだい。)




0329


あしらっちへ!
相互イラストありがとう!
こんなもので良ければ…!
ああ、ごめんなさい!(・ω・;)(;・ω・)


あしらっちのみ持ち帰りおk(^ω^)



(気がしすぎ…!笑)


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