年下?
「新入生!?転入生の間違いだろ?あれ、どう見たって年下には見えなかったよ?」
「残念だけど、俺間違えてないからね〜?あの子、入試でトップだったらしくて、今日は新入生代表の挨拶のリハに来てたんだからさ?」
「まじかよ…」
翔太は年上だと思っていたらしく、それを聞いてとても驚いていた。まあ、それは俺にも当て嵌まることなんだけど。
よくよく考えれば服装は制服だった気がする。学ランのようにも見えたが、この辺りでは見かけないものだったので気付かなかったのだろう。
「だからまあ、明後日の入学式で会えるでしょ。その時にお礼言えばいいんじゃない?」
「そうだな、うん、そうするよ。とりあえず今は準備しないとな」
そして俺達は、体育館の準備に取り掛かった。
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