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―ピーンポーン
家政婦『はい…』
隼「竜、いますよね?」
家政婦『竜ぼっちゃまはたった今お出かけになられましたが…』
隼「それ竜に言えって言われたんですよね?」
家政婦『…昨日は確かにそう申し付けられたので貴方が来たときは嘘を付きましたが、今は本当です。』
隼「…そうですか。」
いろんなとこを走り回って竜を探したけど、何処行っても見つからなかった。
竜「(確かこの辺に…)あっ。」
「あっ。」
本屋を見つけたと同時にある人物と遭遇。
「竜じゃん。どしたの?」
竜「勇介もどうしたんだよ。ガッコは?」
そう、龍山高校に通ってる矢島勇介。
隼人のダチだったけど、話すうちにすぐ仲良くなった。
勇「あんな学校いるだけ無駄だって。ってかお前の方こそ私服じゃん。」
竜「サボり。」
「ちょっと勇介ちゃんそれはないんじゃない!?吉乃ちゃんってゆー彼女がありながらこんな綺麗なお姉さんナンパしちゃって!!」
竜「(…タケ?)」
タケに顔も声も調子の乗り方もそっくりな奴が勇介の後ろから出て来た。
勇「ヒデキ…コイツ男なんだけど。(笑)」
ヒデ「またまたそんな分かりやすい嘘ついて!」
竜「いや男だし。ってか勇介コイツ」
ヒデ「・・・(゜Д゜)・・・」
勇「あぁコイツはヒデキ。俺のバンド仲間っ」
竜「へぇ〜。」
ヒデ「勇介ちゃんなんかこの子冷たくない?」
勇「そんなビビらなくてもいいって(笑);;ってか竜何しにきたんだよ、本屋なんかに…。」
竜「ちょっと…。」
勇「ふぅん。ってか目腫れてるよ?」
勇介のこういうところがたまにムカつく。
竜「うっせ。」
そう言って本屋に入った。
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