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先輩と中丸が喋ってる間に俺は立ち上がって倉庫から出た。
それに気付いた先輩は俺に対して構えた。
「もうなんもしないって…(笑)」
「っ…」
「俺どんだけ拒まれても諦めないからそこんとこ覚悟しといてくだパイ♪」
「……」
「っ…?」
「ぁの…」
「ん?」
「……ゃ、やっぱなんでもない!」
「はぁ!?なにそれ、ちょっ亀ちゃーん!?」
先輩は走って行ってしまった。
「(笑)赤西、倉庫片付けとけよ!」
「はぁ!?なんで!」
「俺は4時から職員会議で忙しいの!お前が悪ぃんだから亀梨の代わりに片付けろ!じゃな!」
「ちょっおい!鼻!!……まじかよ‥。」
結局俺は一人で片付けるハメになった。
end??
「はぁ…」
「亀梨ぃ〜!」
「っ?先生…」
中丸先生がこっちに向かって走って来た。
「片付けアイツにやらせることにしたから」
「あっ…すいません(汗)」
「いーよいーよ、アイツが悪いんだし…。‥っでもさぁ、」
「っ?」
「早く言ってやったら?アイツに」
「何をですか?」
「好きだって」
「はぁっ!?ちょ、先生何言ってるんですか(笑)冗談やめてくださいよ(笑)」
「じゃあ聞くけど、無理矢理押し付けられたペアのピンキーリングを、風紀委員長のお前がなぁんでネックレスにしてつけてんのかなぁ?」
「っ先生!なんでっ…」
「まぁ俺も亀梨の秘密知ってることだし、お前も上田のことバラすなよ〜♪」
「ちょ、先生っ!」
中丸先生は爽やかな笑いを残して職員会議に行ってしまった。
そう
本当は赤西のことが好き…。
あそこがもし、体育館倉庫じゃなくて、お互いの家とかだったら…
多分俺は‥‥
「……‥///」
だけど今日、思いました。
「もうしばらく黙っとくか…」
あの獣は、調子に乗らせると危ないんで、皆さんも秘密にしといて下さい…。
END
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