page4 俺の肩にハート型の痣があるように、亀にも腰より少し下の所に生まれつきの痣がある。 俺がそこに舌を這わすと、亀の身体が身震いする。 そして痣の上から吸い付くようにキスをして、痣に紛れて痕を残した。 「っ…亀?中の出さなきゃいけないから寝るな、風呂っ」 「ん〜‥‥―わかってるけど…」 クルッとこっちを向いて、首に抱きついてきた。 「ちょっとだけ‥このまま…―。」 「‥(笑)…わかった」 俺は亀の横に寝ると、よけていた掛け布団を片手でひっぱってバサッとかぶせた。 「なんか今日、亀可愛いね。」 「は?意味わかんない…」 「そりゃいっつも可愛いんだけどさ、なんか…今日甘えてる?」 俺がそう言うと、図星だったのか布団の中に顔を隠した。 「っうるさぃ……―‥そんなん…」 そこまで言うとピタッと身体を寄せてきた。 「甘えたくなる時ぐらい、俺だってある…」 そこでようやく顔を上げた。 「それじゃぁお風呂までお姫様抱っこで行きますか?」 「…うん」 「(やっべ可愛すぎんだけど)…亀、愛してる」 「俺も…」 身体を抱き締めて、痕を残した場所を指で撫でた。 すると亀がふわっと笑ったから俺もつられて笑顔になって、そのままキスをした。 end. [*前へ] |