page2 …ッ‥―― 「あ、はいった‥」 あの… 刺さったとか言ってくれません? 違う意味に‥ね? あの、聞こえるから。 すると留め金のカチッという音がした。 離れていく上田くん。 「…っ似合う?」 「‥似合うってか……うん‥、似合うんじゃないの?」 「…何、その自分でしといて他人事みたいな言い方。」 「…いーのいーの。」 そう言うとまた近づいてきて、首に抱きついてきた。 「っ…ねぇ、直にあたるんだけどさ…いいの?これ。」 「いーのいーの…」 「さっきからそればっかなんだけど…」 「…穴塞ぐなよ?」 そう言うとピアスをした耳にキスをしてきた。 「‥なんで?」 「また俺の‥いれるから(笑)」 「っ‥//お前さっきから確信犯だったのか。」 「…なにが?(笑)」 笑いながらニヤッと笑って、俺のほっぺに両手を滑らせる。 「…もういい」 そのまま顔が近づいてきて、甘すぎるキスをした。 耳に付けた 上田のピアスが シャラッと揺れた感覚 これは お前から俺への 独占欲の重さかもな…。 あぁ、溺れそう 逆上せそう…―。 end. [*前へ] |