page3 「答え無くしてたら「WILDS OF MY HEART」っ…ぁかにし……」 振り返った亀は少しビックリした顔してた。 俺は亀を傘の中に入れた。 「何してんだよこんなとこで…風邪引くじゃん。明日もコンあんのに。」 「えー?大丈夫だよ〜。気持ちいいし。」 気持ち良いわけない。 体震えてんじゃん、 馬鹿。 「なんでなんでもない顔すんだよ。」 「え?」 「だから傷ついたんだったら正直に言えっつってんの!!」 「っ……。」 「ツライの我慢すんなよ!独りで抱え込むな!」 「っ我慢なんかっ……」 「それだよ!それが我慢してるっつぅんだよ!泣きたかったらすぐ泣きゃいいじゃん!なんでそこまでっ…っ。」 泣いてほしくて 亀抱きしめてた。 「っ仁見られたら「泣いてよ……俺にぐらい、弱ったとこ、みせてよ……」」 「…っ……、…ッ…ぅ‥ヒック、」 亀は、俺の肩に顔埋めて鳴咽をもらしながら泣き出した。 「あんなことするやつ、ほんの一握りじゃん。ほとんどのファンは亀のことちゃんと見てくれてるって…。なんかあったら俺が守るから…。俺が支えるから…」 . [*前へ][次へ#] |