page2 竜「はい。」 隼「ちっげぇよ!ってか他の奴の手作りとか食っても意味ないし!!俺は竜の手作りチョコが食いたいのぉお!!」 突然立ち上がってジダンダ暴れ出した隼人。 もういっぺん幼稚園行ってこい。 そんなこんなで終礼時間。 トイレから帰ってくると隼人がいなかった。 ヤ「小田切!矢吹!チャイムが鳴る頃には教室にいろって…小田切、お前矢吹と一緒じゃなかったのか?」 竜「いや…。」 ヤ「ったくアイツは‥帰って来たら説教だな…。」 しばらく教室でつっちー達と待ってたけど 隼人が帰ってくる気配は一向になかった。 竜「ちょっと俺、隼人探してくるわ。」 隼人が校舎内で行きそうな場所を行ってみたけどいなくって、俺らの校舎の裏側に行くと、隼人を発見した。 チョコを冷やさないための保冷剤も、溶けて軟らかくなってるし、早く渡さねぇと…。 竜「はやっ…、ッ!」 思わず隠れてしまった。 隼人が桃女の子から、すげぇ嬉しそうにチョコ貰ってた。 あんな笑顔でチョコ貰う隼人見たの初めてだし、しかもその子泣いてるから頭撫でてるし。 隼人、なんだかんだ言って女の子好きだし、やっぱ男は嫌だよな。 毎年俺に気ぃ使ってただけかもしんねぇのに。 俺、馬鹿じゃん。 何やってんだろ…。 俺はそのまま家に帰った。 . [*前へ][次へ#] |