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『俺本当は、亀が好きなんだ。だから、さっき言ったこと、全部亀にしたこと…―。』
ありえない。
親友からそんな事実聞くなんて思いもしなかった。
その時はカッとなってぴぃを力の限り殴った。
でもよく考えれば、そこまで苦しんでたぴぃに気付いてやれなかった俺のせいで、気付いてれば和だってそんな思いしないですんだだろうし…。
だから今俺は、俺自身に腹が立つ。
「…はょ‥」
「おー赤西早いな。」
「んーまぁ‥」
昨日は頭ん中整理するのが大変で寝れなかった。
楽屋を見渡せば田口と聖しか来てなくて、ホントに早かったんだと自分でもビックリした。
和はまだみたい…。
「また遊びはじめた?」
「ううん、最近全然遊んでねぇ。」
「不眠症とか?」
「いや、まぁ考え事してたら寝れなくなったってやつ。…田口ゲームうるさい……おい、聞いて」
「っこの!クソッ!…おっし!倒せたー!!HP80アップ!」
「…はぁ、もういい‥」
―ガチャ
「おは‥ょ…」
楽屋に入ろうとサンダルを脱ごうとしたら後ろのドアが開いて、入ってきたのは…
「か‥ず…」
「っ、おはよ‥」
それだけ言って楽屋に入ろうとした和の腕を掴んだ。
「っ、なに」
「ちょっと来い‥」
「は?っちょ‥!離せよ!」
俺は後ろで聞こえる声を無視してずんずんと人気のない場所まで進んでいった。
いつもと違う雰囲気に和もおとなしくなっていって、手を離すとゆっくりと小さな声で一言呟いた。
「…なに‥?」
「……っ!」
和を壁に追い詰めて、顔の横に両手をついた。
「からだ……」
「…っな、に‥‥」
「身体見せて…」
「っ!…何言って」
「いいから見せろよ」
「嫌だ!ッヤメロって‥!!」
俺が服を捲ろうとすれば嫌がって必死に和は抵抗してて、これじゃ埒が開かないから少し卑怯なコトをした。
「見せないとキスする。」
「っ…!?」
ビクッとした和からは力が抜けて、その隙に服をめくった。
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