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野ブタ。をプロデュース作戦

今日も屋上で作戦会議。

なんだけど…










肝心の野ブタがいない。


「何でアイツ来ないんだよ(イライラ)」

「イライラしちゃアカンのよ〜ん」

「っだからアゴのっけんな!」



こいつと2人きりは…


正直苦手だ。



「しでぇ〜。俺はしゅうじくん好きなぬにぃー。」



そう。最近このコトバばっか。

だからヨケイにうんざりする。



「あのなぁ、俺は別に好きじゃねぇから。」

「修二が信じてくれないから…真面目に言う。」

「はっ…?」



何を?



ジリジリと草野が近寄って来て、


とうとう壁にぶつかった。





「俺は修二が好き。」


「はっ…な、ちょっこっちくんなっつ…!」



両手で肩を押そうとしたら、

草野のバカ力で壁に痛いほど押さえ付けられた。



「おいっ(笑)ジョーダンだろ?(笑)」

「冗談でできない…」

「ちょっまって、くさ…の‥」



言葉が出ない。




瞳が離せない。









キスされる……
















ドサッ













「「っ…」」











音がした方を見ると、




コンビニでさっき買ってきたのであろう、
おにぎりが入ったビニール袋を落として、

唖然としてる野ブタがいた。



「っご、ごめんなさいっ!!」

「!」


―ドンッ!


「いや、ちがっ!野ブタ!!‥‥」



野ブタは走って帰ってしまった。



「さいあく…」

「修二。」

「(ビクッ)っ…‥」

「返事、また今度ね。」



草野は、いつもの調子で両手をヒラヒラさせて階段をおりてった…




.

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