page5
楽屋に帰って来たら、汚れてた畳は少しキレイになってて、スタッフさんが外そうとしてるとこやった。
「あ、楽屋向かいに移ってもらったから、荷物はすばるくんが持って行ったよ(笑)」
「ぁ…はぃ‥。」
―ガチャ
「大倉…」
「…っ。」
「ヤスどやった?」
「…俺やったら嫌やって…」
「え?」
「俺アホや…もう人好きになる資格ないわっ…」
「大倉っ」
「ヤスの為に…何も出来んかった。寧ろヤス傷つけてた。ヤス好きになる資格ない…」
「お前…」
立ってるのが辛くてしゃがみ込んだ。
「俺最低やっ…。」
「…っまぁ上がりぃや、;;今自分せめてもしゃあないて、な?」
村上君がそうやって声かけてくれて、
ほんのちょっと楽になった。
それから病院から連絡来るまで少しだけ雑誌の撮影。
上手く笑えてるのかわからんまま終わって、
1時間が経とうとしていた。
村上君のケータイに横山君からの電話が来た。
「っ横か!ヤスは!?」
『腸感冒やって。今点滴うって寝てるわ。』
「ほな今から行くわ」
「やっさん、なんて?」
「腸感冒やって。今から病院行くか。」
俺はコクンと頷いた。
.
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!