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重い。


そう言われた。


彼女みたいなこというんですよー。


身体の熱が一気に上がった。


気持ち悪っ…。


あはは。

笑ってごまかしたった。

もうなんか疲れた。


カメラの前でテンション無理に上げんの。

気持ち悪いって言われんねんもん。
好きな人に拒絶されんねんもん。


もう嫌や。




今此処はエイトの楽屋。


俺はただ何もせずボォ〜っとしてる。

あんなに好きなギターも構わず。

リメイクしようと持ってきた服も、机の上にだしたけど、やる気がでんくて投げっぱなし。

音楽も聞かずに、ボォ〜っとしてる。

楽屋には、すばるくんと、マルと、横山君と、


…たっちょん。


俺の真横で寝てる。


『重い。』

  『気持ち悪っ』


言われた言葉が蘇って来て、涙がジワッと出てくる。

傷ついてんの知ってんのかな?

最近楽屋で笑えてへんの、偽った笑顔なの、たっちょん気付いてくれてる?


そんな事考えてたらポタっと眼から零れ落ちた。

焦って慌てて拭ったけど遅かった。


「え、ヤスどうしたん?」


マルに気付かれた。


「っ…何でもない(笑)眼っ痛いだけ。」


皆ものごっつ心配した顔してる。

そんな顔されたら涙止まらんやん…。


「ちょっヤスお前どないしてん;;」

「っん…ごめっな‥かッグズ、止まらっぁれ?(苦笑)」

「体調悪いんか?;」

「ちがっ‥ちゃうぅっ。」

「ちょ、大丈夫か!?」


もう嫌。

頭痛い

吐きそう…。


「っう゛!」




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あきゅろす。
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