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久しぶりの少年倶楽部。
こないだでたんは何時やったかなぁ?
確か大阪でドリボしとったから大阪のNKHでやった時やな。
またアイツに会えるんか…。
嬉しいなぁ…。
直行でこっち来た。
早く早くと俺が急かすから、眠いすばるが少々不機嫌気味。
「横達の遠距離になんで俺らまで付き合わされんなアカンねん(怒)」
「滅多に会われへん貴重な時間やねんから、すばる君ももうちょっと協力的にしたりいやっ」
ヤスはごっつ協力的でめちゃ助かる。
「お前ら付き合いだしたん何時やっけ?」
ヒナが聞いてくる。
「えっとなぁ…去年の夏頃。」
今はアイツん中では元カレであろう
赤西とアイツが付き合うとった時。
2003年のドリボで仲良くなった俺らは、
アイツから赤西の事とかでいろいろ相談受けとった。
結果アイツ等は別れよった。
原因は赤西にあった。
俺に電話して来て、イキナリ泣き出したから
アイツのとこまで走って、
人目も憚らずアイツを抱きしめた。
それで俺が好きや言うたんは、
関ジャニ∞がデビューした時。
自分の気持ちにも踏ん切りつけよう思て告白したら大成功。
一気に俺の人生が花ひらいた。
って語ってる間にNKH前。
いっぱいFANの子がおるけど、
今日は貰うわけにはいかんねん。
アイツが悲しそうな顔するから。
悪いな。
―コンコン。
「「「「おはよーございまーす」」」」
KAT-TUNの楽屋に挨拶。
あ…。
寝てるやん。
「亀ちゃーん」
上田が気を利かしてか、
亀を起そうとした。
「上田くんえぇよ。…疲れてるんやろし。」
「あっ…はい。」
ソファに横になってる亀に近づいて、
少しツヤが無くなった髪の毛に触れると、「ぅぅっ」と唸って寝返りを打った。
思わず笑みが零れる。
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