page2 「甘いの好きですか?」 「はいっ大好きです!!」 すると竜っちゃんは、モンブランと紅茶をお盆に乗せてやってきた。 「うまそーっvV」 「どーぞっ」 「…っう、うまいっ(感動)」 「あははっ。おもしろいですねっぁー…名前‥」 「はい、中丸雄一です!!」 「中丸‥さん、そぅだったんだ…」 「はい♪あ、そういえば毎日毎日手紙書いてますよね?」 「えっあ、まぁ…」 「誰に書いてるんですか?」 「友達です。その子すっごい可愛くて大好きなんですよねー。」 ガ ー ン _│ ̄│◯No! 好きな人、いたんだ。 チー凹оーン 「へ、へぇ〜…あ、でも住所、すぐ近くですよね?」 「えっまぁ…」 「手紙なんて書かずに直接会いに行った方が早くないですか?」 「それじゃ、意味がなくなるっていうか…//」 「え…?好きなのに?」 「恥ずかしいけど…今、片想いしてて…その」 「いや、だから会った方が「相談のってもらってるんです」早ってえ、相談?」 「はい」 はっ…//はやとちりしてしまった。 「あぁ相談っ!相談ね?うん」 「で…あの、好きな人に会うのに手段が手紙書くことしかできなくて…」 「へぇ〜……っ?」 手段が手紙か… なんか俺と似てるな。 「で、今日やっと名前知ったんです」 「今日かぁ〜へぇー今日…………‥‥っ今日!?」 「…中丸雄一って名前……//」 「っえぇ!?ぇ、いやっはっ?ま、まじ!?!?」 竜っちゃんはコクンと頷いた。 嗚呼、神様。 本当にありがとう。 「俺も好きだよ」 「えっ…───っ!////」 俺達は、モンブランの味のキスをした。 それは… あまぁいあまい、 月曜の午後のこと…。 「あっちぃ〜〜〜!!」 あ、中丸雄一です。 しがない郵便配達員をしております。 今日は5月だってのに、最高気温28度!!! ありえません…。 相変わらずのオンボロ自転車で、汗水たらして配達してます。 「次はぁ〜‥おっ♪」 さっきまでヘトヘトだったけど、この名前見ただけで元気がでます!!! さぁ、ペダルをこいで 君のもとへ。 「上田竜也さぁーん!郵便でーす!」 END [*前へ] |