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俺は走って走って…
気付いたらまた屋上にきてた。
大粒の泪は止まることを知らなくて、
拭っても拭っても
次々溢れ出して拭いきれない…
閉まってあった感情が
溢れだす。
身体は無意識に震えてて、
両腕を痛いくらい抑えても治まらなくて、
フッと隼人の冷たい眼差しがオレの脳裏に過ぎる。
隼『あっ…荒高の奴等が』
イヤダ。
隼『おもしれぇこと言ってたぞ竜!』
イワナイデ。
隼『お前、荒高の奴等に』
アナタノクチカラキキタクナイ。
隼『媚薬飲まされてヤッたんだってな(笑)』
竜「ヤメロォ…ッ!!」
気が付くと身体の震えが止まってた。
竜「っはぁっはぁ…っ」
俺はヨロヨロと立ち上がってフェンスに身体を預けた。
竜「はぁっ…っ?」
校舎から隼人を筆頭に3-Dの奴等がゾロゾロでてきた。
竜「(アイツ等何処行く気だ…)」
気になったから後を追ってみることにした。
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