page6
ヤ「喧嘩の原因はぁ?(呆)」
土「A組の島田がからまれてたから、助けてやったんだよっ。」
日「ぅんぅん!」
ヤ「いいとこあるじゃねぇか(笑)」
土「あったり前だろ?」
連中がざわざわ騒ぎ出した。
ヤ「まぁ、昨夜の喧嘩は理由があるみたいだから大目に見てやるけど、無茶はするな。っ退学になるかもしれないんだぞ?」
隼「退学が怖くて喧嘩なんかできっかよっ(笑)っまぁ、どっかの腰抜けは別だけどね…」
俺は竜の席を睨みつけた。
…なんで躯まで売ったんだよ。
そんなに退学が恐かったのか?
まっ、今の俺には関係ないけど…。
隼「男っつぅのは強くなきゃ、意味ねぇんだよ(笑)」
土日「あ〜んちゅわ〜ん♪」
連中も笑い出して、山口も笑ってた。
ヤ「ふっ(笑)強いってことは、喧嘩をすることじゃないでしょ?」
その一言に俺達は静まり返った。
ヤ「喧嘩なら、幼稚園児でもできるしねっ」
3D「おいおい!」
ブーイングでざわついた。
隼「…はっ(怒)」
ヤ「授業始めます。教科書開いて?」
隼「…ッフザケんなよ…(怒)」
俺は山口に向かって思い切り数学の教科書をぶん投げた。
―ドン!バサッ。
教科書は山口の横ギリギリを通って黒板に当たった。
山口は、最初からわかっていたかのように
微動だにせず真剣な顔付きでこっちを見据えてた。
すると教科書をゆっくり拾ってゆっくりこっちにきた。
ヤ「…物を粗末に扱うな…」
それだけ言って教科書を机に置くと
教卓に戻って行こうとした。
隼「今日4時に!」
ヤ「?」
隼「河原に来いよ。」
ヤ「えっ?…デートの誘いにしちゃあ随分だな?」
隼「誘ってねぇよ。」
ヤ「じゃあ何の為に」
隼「俺とタイマンはれ。」
ヤ「っタイマン!?」
隼「もしお前が勝ったら…俺が何でも言うこと聞いてやるよ。」
ヤ「…」
隼「俺が勝ったら…もう俺等に指図すんな。」
ヤ「っ…。」
隼「それが強いもんと弱いもんのルールだろ?」
ヤ「っ!矢吹!」
俺は教室を後にした。
.
[*前へ]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!