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ヤ「喧嘩の原因はぁ?(呆)」

土「A組の島田がからまれてたから、助けてやったんだよっ。」

日「ぅんぅん!」

ヤ「いいとこあるじゃねぇか(笑)」

土「あったり前だろ?」


連中がざわざわ騒ぎ出した。


ヤ「まぁ、昨夜の喧嘩は理由があるみたいだから大目に見てやるけど、無茶はするな。っ退学になるかもしれないんだぞ?」

隼「退学が怖くて喧嘩なんかできっかよっ(笑)っまぁ、どっかの腰抜けは別だけどね…」


俺は竜の席を睨みつけた。


…なんで躯まで売ったんだよ。

そんなに退学が恐かったのか?

まっ、今の俺には関係ないけど…。


隼「男っつぅのは強くなきゃ、意味ねぇんだよ(笑)」

土日「あ〜んちゅわ〜ん♪」


連中も笑い出して、山口も笑ってた。


ヤ「ふっ(笑)強いってことは、喧嘩をすることじゃないでしょ?」


その一言に俺達は静まり返った。


ヤ「喧嘩なら、幼稚園児でもできるしねっ」

3D「おいおい!」


ブーイングでざわついた。


隼「…はっ(怒)」

ヤ「授業始めます。教科書開いて?」

隼「…ッフザケんなよ…(怒)」


俺は山口に向かって思い切り数学の教科書をぶん投げた。



―ドン!バサッ。



教科書は山口の横ギリギリを通って黒板に当たった。

山口は、最初からわかっていたかのように
微動だにせず真剣な顔付きでこっちを見据えてた。

すると教科書をゆっくり拾ってゆっくりこっちにきた。


ヤ「…物を粗末に扱うな…」


それだけ言って教科書を机に置くと
教卓に戻って行こうとした。


隼「今日4時に!」

ヤ「?」

隼「河原に来いよ。」

ヤ「えっ?…デートの誘いにしちゃあ随分だな?」

隼「誘ってねぇよ。」

ヤ「じゃあ何の為に」

隼「俺とタイマンはれ。」

ヤ「っタイマン!?」

隼「もしお前が勝ったら…俺が何でも言うこと聞いてやるよ。」

ヤ「…」

隼「俺が勝ったら…もう俺等に指図すんな。」

ヤ「っ…。」

隼「それが強いもんと弱いもんのルールだろ?」

ヤ「っ!矢吹!」


俺は教室を後にした。




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