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隼「今日ビリヤードしねぇ?」
日「え〜いっつも隼人の一人勝ちじゃんかぁ」
土「そぉ―だよ!」
武「…」
隼「?タケ?」
タケが真剣な顔して何か考えてるから手を振った。
武「!?ぁあ〜何?」
日「おいおいノリ悪いぜぇ?」
土「隼人がまたビリヤードで勝負しようっつってくんの!タケどう思う?」
武「っごめん。俺今日ちょっと用あるから先帰るわ」
するとタケは走って教室を出てった。
竜「はぁ…」
隼人に殴られた左頬が、
冷たい風にさらされてキンキン痛む。
皆に、荒高の奴等に頭下げに行ったのがバレたとき、ホントは早く隼人に抱いてほしかった。
でもホントのことなんか言えなくて、「そんなことしても意味ねぇだろ」って言ったら、予想してたものより強い拳が飛んできた。
正直辛かった。
でもしょうがなかった。
こうでもしないと、タケのお袋さんが泣くと思ったから。
そして俺は学校に行かなくなって、バイトして、夜は輩達の相手ばっかりしてた。
隼人を忘れたくて。
でも忘れられなかった。
今も、あの温もりが愛しい…。
また、ぽろっと零れ落ちた。
竜「俺…弱…」
そう呟いてぶらぶら家に帰ってたら、
タケがひょっこりでてきた。
竜「…タケ…」
武「おす…(笑)」
竜「っどうしたの?」
武「…あんさぁ…竜がまた学校来るようなって…良かったよ(笑)もしずっと来なかったらどうしようって、心配だったんだ…。」
竜「…」
武「…やっぱ俺、皆にホントのこと話した方が 竜「余計なこと考えんなよ」…」
竜「っほら、風邪引かないうちに早く帰れよ。」
俺はタケの肩を軽く叩いてそのまま帰った。
武「…」
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