page1/8 「っ亀、泣くなっ?;ほらっ、もうすぐ撮影だから(焦)っな?」 「ぅ゙ん‥グズッ…なぁ、」 「ん?」 すると亀はゆっくりと俺の服の袖を掴んできた。 「このこと誰にも言わないでっ?ぁと…一人恐いから…ぃ、一緒に居てほしぃ…デス‥」 ―ドクン…ドクン… また心臓が煩くなった。 今度は頭がクラクラするぐらい。 真っ赤な顔して俯く亀を俺は直視できなかった。 俺の心臓何バクバクしてんの? 亀は唯の友達。 普通の友達。 同性愛とか有り得ませんから。 唯ダチとして心配なだけ。 そうそう。 大丈夫大丈夫。 「仁…?」 「っあぁ、わかってっから…。」 「ぅん…。」 「顔、洗いに行こっか。」 「うん。」 「今日亀誰と撮ることになってんの?」 「えっ確かぁ〜中丸…汗」 「んじゃあアマンに俺とチェンジできるか聞いてみるわ」 アマンっつうのはアイドル雑誌Myojoの俺達の担当カメラマンのこと。 俺らはこの人のことを「アマン」って呼んでる。 「ごめん。なんか…イロイロ……」 「いいって(笑)ダチだし。」 「ぅん…(笑)」 ―キリッ… あれ? なんだ?この感覚。 何回も味わったことのあるような… ないような… . [次へ#] |