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振り返ると、
上の蛍光灯を見つめながら話す亀。
「でも俺さっきフラれちゃった…ぴぃに伝えろよだって…(笑)‥俺っ…山Pに何伝えたらいいの?」
亀の声が涙声になる。
もう泣かせたくないよ。
亀の方に近づいた。
「山Pにっ…好きって言えばい――」
―ギュッ
シャンプーの
甘い香り。
「っじ 「ごめん。俺のはやとちり。ちゃんと亀の話聞けよって感じだよな…。」」
「っ…もぅちょっと…」
「ん?」
「もうちょっとマシな告白できなかったの…?」
「馬鹿あれは!…っぁ、あれは、フラれるんならとことん嫌われようって……。」
「わぁかってる(笑)ホンットはやとちり(笑)」
俺の腕の中でクスクス笑う。
あー。
コレだよコレ。
俺はコレを求めてたんだよ。
「亀…」
「ん?」
「俺亀が好き。誰にも渡したくない。見せたくないくらい。ホントに好き。」
「俺も仁が好き。…言葉にできないくらい。」
亀が俺の方に向き直る。
そのまま亀の柔らかそうな唇にキスをした。
想像以上に柔らかかった亀の唇。
唇が離れるのが惜しくて、何度も何度も重ねてたらもっと深くしたくなった。
キスをしながら、亀の唇を舌でなぞる。
「っんぅ…」
亀の体がピクッとなる。
やばい。
下半身疼きだしたかも
唇を離すと真っ赤な亀の顔。
「それは今しないでよ…//」
「ごめんっもう無理。」
亀の首筋にキスをする。
「やっ‥ちょ、仁ここ廊下っ」
「誰も来ない。」
「んなわけっ、あ‥」
「亀…」
「ハイカット♪」
「「はっ…?」」
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