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√Kside



「おはよーございまーす」

「亀おはよぉ〜」


KAT-TUNの楽屋に入ると、仁がいない代わりに山Pがいて、入るなり抱きしめられた。


「なんで山Pいるの?」

「亀に会いたいから会いに来たっ」

「仁は?」

「(イキナリそれかよ;)仁なんかどぅーでもいーだっちゃ♪」

「おっし!出来たぁ━━!!」


中丸が声をあげた。

なんか書いたメモ紙をハート型に折ったみたい。

あのぉ、女の子が手紙交換するときみたいなん。


「亀亀っ!これ赤西に渡して来て!赤西今空きの楽屋で空ちゃんと話してるから!」

「自分で渡せよっ」

「俺トイレ!」

「あっちょ、中丸!?」


走ってトイレ行っちゃった…

しょーがねーなー。

今度なんか奢らせよ。

でも何の相談なんだろう…。


楽屋の前を歩いてると少し扉の開いた空きの楽屋。

ここかな?


「仁〜っ…。」













キスしてた。
















ジワァ〜っと目頭が熱くなって、目の前が歪んで来た。



より戻すんだ。



「ぁ…ごめん。」

「亀っちが!」


―ダッ!


俺はその場から走って逃げた。






√Jside


「っでも俺っ!」



キスされた。

空の目がうるうるしてる。

本気だ。



「仁〜っ…。」


独特のハスキー声。

今一番見られたくない人物。


「ぁ…ごめん。」

「亀っちが!」



―ダッ!



立ち上がって追い掛けようとしたら空に腕を掴まれた。


「空っ俺 「わかってるっ……ごめんね?」」


俺を見上げた空の目から涙が零れた。


「っごめん…。」


俺は亀を追いかけた。




.

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