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√Jside
数日後。
「おはよーございまーす」
「あれ?亀は?」
「今日は病院行ってから来るって」
あの事件があってから、一応亀は精神科に通ってる。
本人は大丈夫って笑顔で言ったけど、そんなん何時もの無理に決まってる。
だから俺が行かせた。
あれから大変だったんだよねぇ〜。
亀気絶しちゃって救急車だし。
オレは警察で事情聴取受けて朝方まで帰してくんなかった。
報道人いっぱい集まっちゃうし。
一応事務所やマネージャーにはそれとなく伝えてあったけど、手紙のこととか俺が怪我した理由は言ってなかったから、怒られた。
犯人は…
どうやら以前まで秋葉系のヲタクでニートだったらしい。
それで駅の階段で、女の人にぶつかった時に「汚い」って言われて振り払われた拍子に階段から落ちちゃったんだって。
それでバックの中のヲタクグッズばらまいちゃって一人でつめてたら、亀が「大丈夫ですか?」っつって一緒に片付けてくれたんだって。
それで恋に落ちたってゆー話。
揚羽蝶飼育しだしたのは、亀が黒蝶みたいに綺麗だったかららしぃ…。
気持ちわからんでもないけど…。
恐いなぁ〜とつくづく思った。
「ってかさ、なんでぴぃ居るわけ?」
「亀ちゃんが心配だから朝から俺の暖かい愛で癒してあげよーと思ってきたんだけど赤西かよ!ってゆー。」
「悪かったな!ってかお前の愛なんかなくったって俺の愛で癒してます〜。」
「えっ!告白大成功!?」
「はっ?」
上田がわけわかんないこと言い出した。
「ってか助けたときに告ったんだよな!?」
次は聖。
「いや、てか!ぁの…」
みんなの視線が俺に集中する。
「っだから…;;」
「まさかっ…まだ言ってないとか言うんじゃねぇだろうな」
「っ…そのとーり♪;」
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