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―ガチャ!!


























死んだ
























と思ったら、


生きてた。












「警察だ!!」


そういうと俺からソイツをすごい勢いで離した。


「ストーカー及び殺人未遂の現行犯で逮捕する。連れてけ…。」

「…助かっ…た?」


俺警察なんて呼んでないけど…。


「あ、亀っ‥」


後ろを振り向くと放心状態の亀がいた。

鎖解いてあげなきゃ。


「亀、大丈夫かっ!」

「っじ…ん、じんっ…仁!」

「今鎖解いてやるからっ」


亀の鎖を解いてやると

手首は紫色に変色してて

擦れた場所から
少し血が滲んでいた。


「ごめんっもっと早く…来てればっ」

「じんっ」

「ん?」


ギュッと抱きしめられた。

背中に腕を回して何かを探すように、俺の服を掻き集めるようにしてギュッと握ってきた。


「仁だ…っ」


切羽詰まったような涙混じりの切ない声で云うから、俺まで目頭熱くなった。


「ごめん…」

「生きてっ‥よか、た…」



体をゆっくり離すと亀と視線がぶつかった。



やっぱ好きだよ…





亀が誰好きでも…。



「すみません」

「「っ‥?」」

「お二人方、事情をお聴きしますので署まで御同行願いますか。」

「っはぃ…」




.


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